株式上場(IPO)を目指す経営者様へ

社内規程の整備は上場審査基準
株式上場を目指す企業にとって、社内規程の整備と有効化は不可欠です。投資家や規制当局は、社内規程の整備状況と、その有効性も重視します。
上場審査までに上場企業として最低限備えるべき水準まで内部管理体制が構築されていなければなりませんが、その審査項目として「社内規程の有効化」が含まれています。しかし、上場直前に審査を通すために新しい規程を整備しても、短期間で有効化させるのは非常に難しいことです。
新しい制度を導入するときは、経営者が決めただけでは不十分で、各社員がそれを理解し、新しい業務フローに慣れるまでの訓練期間が必要です。一時的に業務効率が低下する場合もありますが、訓練期間が不足したままだと、新しい規程が形骸化する恐れがあります。そのため社内規程の整備と有効化は、株式上場を目標に掲げた時から必須課題となります。
また未上場企業の場合でも社員全員に企業の価値観や行動指針を浸透させ、安定した企業風土を築くために有効な手段です。